今すぐTennis-Pointアプリをダウンロードしよう!

いつでもどこでもテニスを楽しもう!

Pro

「ゴールデンセット」のシュウェドワが引退

2021.10.09|15:00|投稿者: THE TENNIS DAILY
「ゴールデンセット」のシュウェドワが引退

テニスの元世界ランキング25位のヤロスラーワ・シュウェドワ(カザフスタン)が引退を発表した。テニス関連ニュースサイトTennis Headなど複数メディアが伝えている。


シュウェドワは現在34歳。2006年にプロに転向し、15年間テニスとともに歩んできた。2017年の終わりに出産と足首の手術のため戦線離脱したが、2020年の初めにツアーに復帰。引退時のランキングは426位、プロテクトランキングで出場が叶った先日の「全米オープン」が最後の大会となった。

先週、カザフスタンで行われた「WTA250 ヌルスルタン」準決勝の前に、長く同国代表を務めたシュウェドワの引退セレモニーが行われた。


キャリアを通じて、シュウェドワはグランドスラムに38度出場。シングルスでは2010年と2012年の「全仏オープン」、そして2016年「ウィンブルドン」と、3度ベスト8に進出。通算戦績は357勝278敗。2007年にインドのバンガロールで優勝を飾っている。


ダブルスでは更に好成績を残した。バニア・キング(アメリカ)とペアを組み、2010年の「ウィンブルドン」と「全米オープン」で優勝。混合ダブルスでも2010年の「全仏オープン」で準優勝した。自己最高ランキングは世界3位まで到達している。


2010年の「ウィンブルドン」優勝は、シュウェドワにとって特に印象的だったという。大会1週間前にバッグが盗難にあい、シュウェドワはプロ用のテニスショップで購入したばかりの2本のラケットで大会に出場しなければならなかった。


「大会から2週間経っても、私たちはまだ頬をつねっている状態だったわ。『”ウィンブルドン”で優勝したってちゃんと理解してる?』って言い合ってね」とシュウェドワは語った。「自分たちが”ウィンブルドン”に優勝したことが信じられなかった。子供の頃から、すごく遠くてたどり着けないものだったから。だから、実際に到達できた時に、うまく理解できないというか、うまく飲み込めなかったの」


シュウェドワには、シングルスでユニークな功績がある。オープン化以降で“ゴールデンセット”を達成した数少ない選手の一人なのだ。ゴールデンセットとは、1ポイントも落とさずにセットを取ることを指す。つまり、セット開始から24ポイント連続で取った、ということだ。


シュウェドワがゴールデンセットを達成したのは、2012年の「ウィンブルドン」3回戦で第10シードのサラ・エラーニ(イタリア)と対戦した時だ。1セットを取るのにかかったのは、たった16分。現在に至るまで、グランドスラムでゴールデンセットを達成したのはシュウェドワのみだ。


「すべてがうまくいって、すごくいい気分だった。コートで空を飛んでいるみたいだったわ。でも、まさかそんなに一方的になっているとは思わなかったの。各ポイントの後、彼女のコーチやチームが拍手をして彼女を励ましていたから」とシュウェドワはその試合を振り返って言った。


「そのセットを取ったあと、第2セットが始まって最初のポイントで私はすごく簡単なミスをしたの。そしたらみんなが拍手をし始めて。なんでこんなつまらないミスにみんな盛り上がっているんだろうって不思議だった。色んな感情が駆け巡ってやっと、それが彼女が取った最初のポイントだったって気付いたの」


怪我にも苦しめられ、ランキングが下がっていったが、その当時は引退は全く考えなかったという。「私はファイターなの。絶対戻って来るって思っていたわ」


2018年に双子を出産した後ツアー復帰を試みたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で復帰準備は困難を極めた。それでも、先日行われた「全米オープン」では混合ダブルスで準々決勝に進出。観客の前でプレーする気分は格別だったそうだ。


「双子を出産して復帰したのは私が最初じゃないかしら。ロジャー・フェデラー(スイス)を除いてね。彼は双子が2組いるものね」とシュウェドワ。「大変だったわ。特に、コロナウイルスもあって、タイミングが悪かった。”全米オープン”の混合ダブルスで、昔の自分を取り戻せたのはすごく嬉しかった。コートを飛び回って、すごく楽しめたわ。何年もの間、私が追い求めてきたものだった。あの場所でそれを体験できて幸せだった」


シュウェドワはこれからもテニスに関わり続ける。今年の国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ」では、カザフスタンチームのキャプテンに任命されている。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「武漢オープン」でのシュウェドワ
(Photo by Visual China Group via Getty Images)

オリジナルサイトで読む

どう思いますか?

0

0

0

0

0

0

THE TENNIS DAILY
2021.10.09 15:00 投稿者:
THE TENNIS DAILY
ニュースプロバイダー
THE TENNIS DAILYは、株式会社WOWOWが運営するテニスに関するあらゆる情報を発信するサイトです。

» さらに読み込む THE TENNIS DAILY