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ウインブルドン準優勝のベレッティーニのサービスは何が男子テニスツアー随一なのか?<SMASH>

2021.09.26|07:00|投稿者: スマッシュ編集部
ウインブルドン準優勝のベレッティーニのサービスは何が男子テニスツアー随一なのか?<SMASH>

 ウインブルドンの決勝で、全米オープンテニスの準々決勝で、ノバク・ジョコビッチから第1セットを奪ったマテオ・ベレッティーニ(イタリア)。彼の強烈なファーストサービスと安定感のあるセカンドサービスが、効果的に決まっていたのを覚えている人も多いだろう。

 ATP公式サイトでは、イタリアテニス連盟とベレッティーニの戦略アナリストであるクレイグ・オシャネシーが、ベレッティーニのサービスのすごさについて数字で説明している。

 ベレッティーニは2021年シーズンの、ウインブルドンが終わった時点の39試合で、430本のエースを奪い、エース数では2位にランクインした。1位は517本のアレクサンダー・ブブリク。ここで注目したいのは、ダブルフォールトの数。ブブリクの227本に対して、ベレッティーニは58本に抑えられているのだ。下記の表を見ると、ベレッティーニのサービスがどれだけ優れているのかがわかる。

■サービスエースからダブルフォールトを引いた数■
順位 選手(エース数-ダブルフォールト数)
1位 M・ベレッティーニ(430-58=372)
2位 R・オペルカ(350-46=304)
3位 J・イズナー(317-22=295)
4位 A・ブブリク(517-227=290)
5位 A・ルブレフ(301-74=227)
6位 D・メドベージェフ(341-120=221)
7位 M・チリッチ(334-117=217)
8位 L・ハリス(282-66=216)
9位 J-L・ストルフ(332-128=204)
10位 S・クエリー(300-98=202)
  2位と3位に2メートル10センチ前後の長身を武器にしたビッグサーバーの2人がランクインしていることからも、196センチのベレッティーニが彼らに負けない強烈なファーストサービスを打っていることがわかる。

 実際、今年のウインブルドンでは時速224キロのサービスを記録しており、これは大会期間中で2番目に速いサービスだった。加えて、ベレッティーニは重いキックサービスが打てるのが特長。キックサービスはネットの高い場所を通って急激に落ちるため、ボールが高く弾む。相手が取りづらい上に、ネットミスが少ないため、ダブルフォールトの数を抑えられているのだ。

 戦略アナリストのオシャネシーは、この理想的なワンツーパンチが、ベレッティーニをトップ選手にまで導いた要因だと締めくくっている。

 25歳のベレッティーニは現在自己最高の7位にランクイン。サービスに加えて回り込みフォアという武器もあり、今後も男子テニスツアーを盛り上げてくれる存在なのは間違いない。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】ベレッティーニのサービス、ハイスピードカメラによる『30コマの超分解写真』

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