今すぐTennis-Pointアプリをダウンロードしよう!

いつでもどこでもテニスを楽しもう!

グランドスラム

「別人」のフェデラーらがベスト8に。カナダが歴史を作る[ウィンブルドン]

2021.07.06|17:00|投稿者: THE TENNIS DAILY
「別人」のフェデラーらがベスト8に。カナダが歴史を作る[ウィンブルドン]

ミドルサンデーを挟んで現地7月5日に「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月28日~7月11日/グラスコート)7日目が行われ、男子第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)や第6シードのロジャー・フェデラー(スイス)がベスト8入りを決めた。ATP公式サイトなどが報じている。

ジョコビッチは第17シードのクリスチャン・ガリン(チリ)に6-2、6-4、6-2のストレート勝ち。相手に一度もブレークを許さず、1時間49分で快勝した。フェデラーも第23シードのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)を7-5、6-4、6-2のストレートで下している。グランドスラムでのベスト8はフェデラーが通算58回目、ジョコビッチは50回目。これは歴代トップ2の記録となる。


試合後、フェデラーは「第1セットを取った後、うまくコントロールできるようになった。いい試合だったね。準々決勝に進むことができてとにかく嬉しいよ」と試合を振り返った。さらに、これが22回連続の出場となる「ウィンブルドン」で史上最多8回の優勝を誇るが、今年はこれまでとは違い、より戦術的に臨んでいると明かしている。「今年の僕はこれまでとは別のプレーヤーだよ。ひとつひとつのポイントごとにどう対処すべきかを考え、ベースラインからの攻撃パターンも増やしているんだ」


ラウンドが進みシード選手同士が当たる機会が増える中、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と第8シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)がベスト8入りを逃した。


ズベレフを下したのは20歳の第16シード、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)。最初の2セットを取った後でズベレフの反撃を受けてフルセットにもつれ込んだが、6-4、7-6(6)、3-6、3-6、6-4と4時間超の熱戦を制した。なお、バウティスタ アグートを破ったのは第10シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)で、これによりカナダはグランドスラムで初めて2人の男子選手がベスト8入りするという快挙を成し遂げた。


親友シャポバロフとともに初の準々決勝進出を決めたオジェ アリアシムは、「これまで僕を助けてくれた多くの人からお祝いのメッセージが届いたよ。彼らの恩義に報いることができて最高の気分だ。チームや国に支えてもらって素晴らしいことを成し遂げることができた。カナダ人にとって最高の一日になったね。このまま続けていきたい」と話している。


また、3人が「ウィンブルドン」4回戦進出という、オープン化以降では初の快挙を先日成し遂げていたロシア勢では、第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が世界48位のマートン・フチョビッチ(ハンガリー)に5セットで敗れた。しかし、第25シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)は世界50位セバスチャン・コルダ(アメリカ)に3-6、6-4、6-3、5-7、10-8で競り勝ち、ベスト8に名乗りを上げた。一方、第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)は第14シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド)にあと1セットで勝利というところまで来ていたが、6-2、6-7(2)、6-3、3-4で迎えた第4セット途中で試合が雨により中断、翌日まで持ち越されることになった。この試合で勝った方が次戦でフェデラーと対戦する。


地元イギリス勢では、元世界王者のアンディ・マレー(イギリス)をはじめとした男子シングルスが全滅する中、女子で唯一勝ち残っていた18歳の新星、エマ・ラドゥカヌ(イギリス)は4回戦で消えることに。過去3試合すべてストレート勝ちしていたが、世界75位のアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)に今大会初めて第1セットを4-6で奪われると、第2セット途中に呼吸に問題が出て棄権を余儀なくされた。


そのトムヤノビッチと交際しており、同じくベスト8進出を決めた男子第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)は、「僕たちが二人とも順々決勝に進出するなんて信じられない。今日の試合は理想的な終わり方ではなかったけど、途中まで会場の雰囲気は最高だった。彼女は勝利に値したと思うし、僕も嬉しいよ」と恋人の健闘を称えている。なお、ベレッティーニは準々決勝でオジェ アリアシムと対戦するが、オジェ アリアシムの彼女がトムヤノビッチの親戚という関係もあって、ベレッティーニとオジェ アリアシムも親しいそうだ。


女子第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)は、「全仏オープン」覇者である第14シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)に勝利。2020年「全仏オープン」で優勝した第7シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)は、第21シードのオンス・ジャバー(チュニジア)に逆転負け。ジャバーは「ウィンブルドン」でアラブ人女性として初のベスト8入りを達成し、「私は国の、アフリカ大陸の子どもたちにお手本を示したいの。不可能じゃない、やればできるんだって」と発言。なお、ジャバーはフェデラーからも祝福のメッセージをもらったそうで、「とても刺激されて、もっと勝ちたい気持ちが湧いてきたわ」と喜んでいる。


第20シードのココ・ガウフ(アメリカ)は第25シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)に4-6、4-6で敗れて、前回2019年大会と同じ結果(4回戦敗退)に。第23シードのマディソン・キーズ(アメリカ)も世界66位のビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)に敗れた。そのほかには、第2シードのアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)、第8シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)、第19シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)が勝利。


日本勢では、男子ダブルスの第14シード、マクラクラン勉(日本/イカイ)/レイブン・クラーセン(南アフリカ)ペアが4時間12分に及んだフルセットの末に4回戦進出。女子ダブルスの第5シード、青山修子(日本/近藤乳業)/柴原瑛菜(日本/橋本総業ホールディングス)ペアは1時間半足らずのストレート勝利で3回戦を突破した。マクラクランと柴原は第15シードとして混合ダブルスにも臨んでいたが、そちらは2回戦で棄権している。


男子シングルス3回戦の試合中に腹部の痛みを覚えて棄権していた世界60位のニック・キリオス(オーストラリア)は、元世界女王ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)と組んでいた混合ダブルスでもプレーできず、大会を去っている。


さらにこの日からジュニアの試合もスタート。「ウィンブルドン」5連覇などグランドスラム優勝11回を誇るビヨン・ボルグ(スウェーデン)の18歳の息子、レオ・ボルグ(スウェーデン)が第14シードとして参戦し、2回戦へ進んだ。試合前に父親から「幸運を」という言葉を送られたボルグが勝利したこの日(7月5日)は、41年前の1980年に父ビヨンが最後に「ウィンブルドン」で優勝した日でもあった。



(テニスデイリー編集部)


※写真は「ウィンブルドン」でのオジェ アリアシム
(Photo by Mike Hewitt/Getty Images)

オリジナルサイトで読む

どう思いますか?

0

0

0

0

0

0

THE TENNIS DAILY
2021.07.06 17:00 投稿者:
THE TENNIS DAILY
ニュースプロバイダー
THE TENNIS DAILYは、株式会社WOWOWが運営するテニスに関するあらゆる情報を発信するサイトです。

» さらに読み込む THE TENNIS DAILY


OFFICIAL SNS:



関連記事

ウィークリーランキング

関連選手

アンドレイ・ラブレフ
ロシア アンドレイ・ラブレフ ATP #6
ロベルト・バウティスタ・アグート
スペイン ロベルト・バウティスタ・アグート ATP #20
マディソン・キーズ
米国 マディソン・キーズ WTA #46
エマ・ラドゥカヌ
グレートブリテン及び北アイルランド連合王国 エマ・ラドゥカヌ WTA #23
カロリーナ・ムチョワ
チェコ カロリーナ・ムチョワ WTA #29
カロリナ・プリスコバ
チェコ カロリナ・プリスコバ WTA #3
ダニール・メドベージェフ
ロシア ダニール・メドベージェフ ATP #2
コリ・ガウフ
米国 コリ・ガウフ WTA #24
イガ・スウィアテク
ポーランド イガ・スウィアテク WTA #11
カレン・ハチャノフ
ロシア カレン・ハチャノフ ATP #30
ヴィーナス・ウィリアム
米国 ヴィーナス・ウィリアム WTA #173
ジャビュール・オンス
チュニジア ジャビュール・オンス WTA #8
フェリックス・オジェ アリアシム
カナダ フェリックス・オジェ アリアシム ATP #12
ロレンソ・ソネゴ
イタリア ロレンソ・ソネゴ ATP #23
ニック・キリオス
オーストラリア ニック・キリオス ATP #91
ファクソヴィクス・マートン
ハンガリー ファクソヴィクス・マートン ATP #39
ヴィクトリア・ゴルビッチ
スイス ヴィクトリア・ゴルビッチ WTA #45
アレクサンダー・ズベレフ
ドイツ アレクサンダー・ズベレフ ATP #4
ノバク・ジョコビッチ
セルビア ノバク・ジョコビッチ ATP #1
アジラ・トムルジャノヴィク
オーストラリア アジラ・トムルジャノヴィク WTA #43
アシュリー・バーティ
オーストラリア アシュリー・バーティ WTA #1
Andy・Murray
グレートブリテン及び北アイルランド連合王国 Andy・Murray ATP #156
バルボア・クレジシコワ
チェコ バルボア・クレジシコワ WTA #4
ロジャー・フェデラー
スイス ロジャー・フェデラー ATP #15
デニス・シャポワロフ
カナダ デニス・シャポワロフ ATP #13
アリナ・サバレンカ
ベラルーシ アリナ・サバレンカ WTA #2
クリスチャン・ガリン
チリ クリスチャン・ガリン ATP #17
アオヤマ・シュウコ
日本 アオヤマ・シュウコ WTA #<500
マッテオ・ベレッティーニ
イタリア マッテオ・ベレッティーニ ATP #7
アンゲリク・ケルバー
ドイツ アンゲリク・ケルバー WTA #12