今すぐTennis-Pointアプリをダウンロードしよう!

いつでもどこでもテニスを楽しもう!

column

羨望を集める『VCORE PRO』。待望の「ジャパンスペック」追加でシリーズが拡充!

2021.06.18|17:00|投稿者: 吉田正広
羨望を集める『VCORE PRO』。待望の「ジャパンスペック」追加でシリーズが拡充!

グランドスラムは、全豪・全仏・全米の3冠を誇り、ワイルドな風貌とプレースタイルで「野獣」の異名をとるスタン・ワウリンカの使うラケットが、『VCORE PRO(Vコア プロ)』です。その外見的な特徴といえば、フレームが薄く、そしてシャフトが長いラケット。筋力があるプレーヤーが、フルスイングして強打するためのシリーズです。確かにワウリンカほどのフィジカルがあれば、片手打ちバックハンドが世界最強クラスと恐れられるほどのショットを放ち得るポテンシャルを秘めるのが『VCORE PRO』。しかし、成人男性の平均身長が171センチの日本人が使うには、本音をいうと簡単ではありません。そこでYONEX(ヨネックス)が、日本人プレーヤーのための「ジャパンスペック」を追加投入。バリエーションが拡充し、一層魅力的なシリーズに仕上がりました。

上級者向けというよりも、上級者しか使えないトップモデル

『VCORE PRO』のデビューは2019年。具体的にグランドスラムを制するための世界戦略モデルとして生み出されました。まさに、ワウリンカのために作られたラケットといっても、過言ではないでしょう。

ラケットを構成するカーボンは“生鮮素材”。だからヨネックスは「JAPANESE QUALITY」を追求する!』で説明したギアの選び方に即していうと、シャフトが長いから、フルスイングできないとラケットの良さを引き出しにくい仕様です。上級者向けというよりも、上級者しか使えないトップモデル。それゆえ、「欧米の選手しか使えないのではないか?」「日本人が使うには厳しすぎるのではないか?」など心配する声もささやかれました。実際に日本人として『VCORE PRO』を使っているプレーヤーも、ストリングを張るテンションを低くするなどの緩和対策を講じるケースがあったのだといいます。

やはり、使いこなすのは相当難しい。しかし、クリーンヒットできたときの爽快な打球感、相手を一撃で追い込めるヘビードライブ力、そして狙ったとおりのコースを射抜くコントロール性は、他のラケットでは決して太刀打ちできないレベルだから、『VCORE PRO』は、憧れのモデルとして羨望を集めます。

ワウリンカ

『VCORE PRO』を強振し、すさまじい威力の片手打ちバックハンドを放つワウリンカ

細身のシルエットから驚くほどのヘビードライブ&ハイパワーを生み出す!

血統はコントロール系薄型ボックス形状なのに、クリーンヒットできたときには、パワー系ラウンド形状の厚ラケすらしのぐ、ヘビードライブ&ハイパワーを出力できるのが、『VCORE PRO』です。細身なシルエットのどこから、そのようなエネルギーが生み出されるのでしょうか? 結論をいうと、特殊カーボン素材「Namd(エヌアムド)」が、おもな原動力になっています。

分子間結合力が強いから、接着剤となる樹脂量を減らせるそのぶんカーボンを増量できるため、同じスイングスピードであっても、ボールに対するパンチ力に重みが加わります。しかも樹脂の使用を必要最小量で成型できるため、打球感がクリア。なおかつ余分な重みになる樹脂を使わないから、パワーレベルは高めつつ、軽量性を求めるマルチパフォーマンスが叶うのです。

日本人プレーヤーが素のまま使える「ジャパンスペック」!

まさしくプロフェッショナルのためのラケットが、『VCORE PRO』です。そのため先述したとおり、日本人のフィジカルで使いこなすには、適宜テンションをチューニングするなどのカスタマイズを、プレーヤーに強いてきたのが実情でした。そのような調整を必要とせず、素のままのセッティングで『VCORE PRO』を日本人プレーヤーに使ってもらいたいコンセプトから生まれたのが、待望の「ジャパンスペック」。

フレームを、オリジナルモデルよりもやや厚め・軽めにしながらも、長いシャフトを継承。ビッグスイングによるハードヒットで、ガンガン攻め立てる日本人プレーヤーに適合します。『VCORE PRO』は、デビューした当初からほぼ完璧なシリーズだったけれど、唯一手薄だったのは、日本人プレーヤー向けのスペックを持たない問題だけでした。「ジャパンスペック」が、その不足を補填したのです。

分子間結合力に優れる「Namd」をシャフトに採用

『VCORE PRO』の長いシャフトには、樹脂との界面密着に優れる「Namd」が採用されています。カーボン繊維に結合力の高いカーボンナノチューブを均一に付着させて、少量の接着剤だけで粘り強いしなりと急激な復元力を生むフレームを生成。結果、ボールに強烈なスピンとパワーを与えるパフォーマンスの向上を達成しました。

※Namdは、ニッタ(株)が開発した「ナノ分散カーボンナノチューブを炭素繊維均一複合化」する技術

「Namd」

「Namd」を、『VCORE PRO』の長いシャフトのほぼ全域に渡って使用。「Namd」は、一般的なカーボンに比べて速い速度が加わっても硬くなりにくく、大きくしなって素早く戻る復元力により、強烈なスピード&スピン性能を生み出す

「ロックブースター」がストリングの上滑りを解消

グロメットに3本のリブをつけて、ストリングとの密着性を高めた「ロックブースター」を搭載。ストリングの不要な上滑りを低減し、打球時のエネルギーロスを抑えます。『VCORE PRO』にだけ備わる重要な機能のひとつです。

「ロックブースター」

フェイスフレームの要所に、3本のリブをつけた「ロックブースター」を搭載。グロメットとストリングがしっかり密着するから、エネルギーロスが抑制される

市場のなかでも最長クラスのシャフトでフルスイングが武器になる『97』

大きなくくりとして上級者向け『VCORE』シリーズのなかでも、プロフェッショナルのために一層薄く研ぎ澄まされた『VCORE PRO』シリーズ。その『VCORE PRO』シリーズのなかでも、いちばんのハードスペックが、このワウリンカモデルです。

97平方インチのフェイスサイズで、シャフトは市場のなかでも最長クラスの設定。フルスイングしながらヘビードライブを、ピンポイントでコントロールする精度を誇ります。グランドスラムを頂点とする、トップを狙うプレーヤーに最適なモデルといえるでしょう。

VCORE PRO 97

腕に覚えがある若い世代に向けたアスリートテイストの『100』

21ミリ均一の薄型ボックス形状でありながら、「Namd」の強靭なしなりと形状復元力により、パンチの効いた重いボールを創出します。それに加えて「ロックブースター」がフレームとストリングとの密着性を高めて、エネルギーロスを低減。

若干手心が加えられたとはいえ、欧米型のフィジカルを備えるアスリート向けのテイストには違いありません。日本人が選ぶとすれば、腕に覚えがある若い世代で、フルスイングに徹するヘビードライバーなどにオススメです。

VCORE PRO 100

日本人の体格に最適化された「ジャパンスペック」

欧米人との体格やパワーの差を補うべく開発された「ジャパンスペック」モデルです。『VCORE PRO』ならではの鋭利なフォルムは継承しながら、少し厚く、軽くして、日本人の体格に最適化されたスペックで構成されています。

『VCORE PRO』の影響により上級者向けの印象が色濃くなった「グリーンラケット」のカラーリングも踏襲。使い手を選ぶ上級者限定『VCORE PRO』の狭き門戸が、いよいよ日本人プレーヤーにも開かれました!

VCORE PRO 100JP

 

どう思いますか?

0

0

0

0

0

0

吉田正広
2021.06.18 17:00 投稿者:
吉田正広
テニスメディアを中心にギア系の記事を寄稿。書籍、ムック、雑誌、ウェブサイト等の実用コンテンツを手掛ける。メンタル、フィジカル、栄養学、健康医学、リスクマネジメント、仏教等にも親しむ。一般プレーヤーの質問、相談、悩みにも応える。 【編集協力】『泣き笑い! アスリート図鑑』(池田書店)、『在宅避難で役立つ食まわりの知恵から日ごろの備えまで クックパッド防災レシピBOOK』(扶桑社)、『元機動戦術部隊員に学ぶ危機管理トレーニング2』(ベースボール・マガジン社)、『伸びるテープと伸びないテープを使った 最新スポーツテーピング』(マイナビ)、『スポーツのための体幹トレーニング練習メニュー240』(池田書店)、『徹底図解 成果が必ず出る! ビジネス整理術』(日本文芸社)、『バイシクルライディングブック』(ベースボール・マガジン社)、『テニスワンポイントレッスン500』(学研プラス)、『NHK科学大好き土よう塾〈1〉ものごとの不思議とことん解明!』(汐文社)、『1日10分〈クイック→スロー〉で自在に肉体改造 体脂肪が落ちるトレーニング』(高橋書店)

» さらに読み込む 吉田正広