今すぐTennis-Pointアプリをダウンロードしよう!

いつでもどこでもテニスを楽しもう!

column

「跳弾道」のスピンがかかるボックス型形状ラケットNEW『VCORE』!

2021.05.28|17:00|投稿者: 吉田正広
「跳弾道」のスピンがかかるボックス型形状ラケットNEW『VCORE』!

カーボンとカーボンを結合させるには、樹脂が必要です。また、樹脂との接着は、ムラが生じやすい工程でもあります。これらの問題を極限まで解消したのが、YONEX(ヨネックス)の『VCORE(Vコア)』。ムラや純物がなく、しなやかな打球感を手に伝えます。しかも、カーボン同士の結合力が強化されてパワーとスピン性が向上。ムラがないぶん、「すべてのプレーヤーに同じ品質の製品を届ける」というヨネックスの姿勢にも合致します。ボックス形状の傑作『VCORE』を紹介します!

フレームがしなり球持ちが良く、スピン性能、コントロール性に優れるボックス形状

『VCORE』は正面から見ると、フレームの断面が箱型になっているボックス形状のラケットです。ラウンド形状と違ってフレーム断面が箱型になっているため、フレームがしなり球持ちが良く、コントロール性に優れます。

しかし、ボックス形状ラウンド形状に比べ反発性が低いため、パワーはプレーヤー自身でカバーしなければなりません。さらに流線型のラウンド形状とは違い箱型だから、スイング時に空気抵抗を受けやすく、振り抜きにくかったりするのが弱点でした。

ボックス形状として現代テニスに対応すべく開発された『VCORE』

現代のテニスは昔に比べてボールスピードが極端に高速化し、なおかつポジションを上げてベースライン内側からも強打するプレースタイルが多用されます。そのため、ラケット自体に、パワーと、ボールをコートに収めるための高速スピン性能が求められるようになりました。当然、振り抜きが悪いままだとショットのクオリティーが下がり、スピーディーなラリー展開にも遅れを取ってしまいかねません。

上記のようなトレンドの変化を踏まえると、ボックス形状はスピン性能、コントロール性能に優れるけれど、パワー面で現代的なテニスにはそぐわない側面もあったのです。このようなボックス形状にまつわる諸問題を解消するために、『VCORE』は開発されました。

カーボンの性能を飛躍させた「2G-Namd Flex Force」

ボックス形状にまつわる諸問題を解消したのが 、『VCORE』に搭載されている「2G-Namd Flex Force(ツージーエヌアムドフレックスフォース)」です。カーボン繊維の表面にカーボンナノチューブを均一に付着させて、樹脂との界面密着を向上。要するに、カーボン同士の結合力を高めたのです。

「2G-Namd Flex Force」は、クリアな打球感を生み出します。しかもエネルギーロスが軽減され、インパクトでしなった直後の形状復元力が強まりました。おまけに品質ムラも生じません。

もちろんボックス形状でも単純にフレームを薄くすれば、軽くて空気抵抗を受けにくいラケットは作ることができました。しかし、それだとフレームの強度を保てず、ボックス形状に由来するコントロールの優位性が低くなってしまうから実用化には至らなかったのです。

※Namdは、ニッタ(株)が開発した「ナノ分散カーボンナノチューブを炭素繊維均一複合化」する技術。

2G-Namd Flex Force

「2G-Namd Flex Force」を、フェイスの下部からシャフト上部にかけての広範囲に渡り採用。強靭なしなりと素早い戻りで、強スピンを生むためのパワーをボールに与える

キックバックが強まり、「跳弾道」パワーボールを強烈なスピンでねじ込む!

「2G-Namd Flex Force」なら、コントロールの安定性を犠牲にするロスがありません。

しかも「2G-Namd Flex Force」は形状復元性に優れるから、フレームによるキックバック(インパクトに対する反作用)の力が強まります。その効果により、ベースライン内側からハードヒットしても、勢いのあるボールをコート内に収めるスピン性も兼ね備えました。対戦相手の手元で急激に落ち、あたかも足元から射出されるように弾むさまは、まさに「跳弾道」。

今までそんなボックス形状があったでしょうか? ラウンド形状のようなパワーがあって、楽に振り抜けるうえ、スピン性能がアップし、しかもボックス形状ならではの優れたコントロール性も併せ持ったのが、『VCORE』というわけなのです。

西岡良仁選手

ツアーの中では比較的小柄な体格でありながら、屈強な海外プレーヤーとも肩を並べる強烈なスピンボールを放つ西岡良仁。『VCORE』が、フィジカルの差を補って余りある役割を担う

5代目『VCORE』からの「Aero Trench」

説明してきたように、ボックス形状のデメリットをしらみつぶしにし、コントロール性は維持したまま、スピン性やパワー、打球感を高めたのが『VCORE』です。しかし高性能化はこれだけにとどまりません。さらに、もともと空気抵抗が少ないラウンド形状以上の振り抜きの良さがあれば…。

そんな「世の中にないモノをつくる」ヨネックスの企業理念が生み出したのが、「Aero Trench(エアロトレンチ)」です。スイング時の空気抵抗が大きくなるフェイストップ部にグロメットを隠し、空気抵抗を低減させる凹溝構造を採用しました。

エアロダイナミクスを図るうえでは、フレームを削って先鋭化するのがこれまでのセオリーでしたが、逆の発想から「隠す」加工に加え、フレーム正面厚最薄設計により、空気抵抗低減を実現したのです。

Aero Trench

フェイストップ部にグロメットを隠す「Aero Trench」が空気の流れを最適化する

フレームパワーが上がったぶんの衝撃緩和措置「VDM」

『VCORE』は、「2G-Namd Flex Force」の採用によりフレームそのものが大幅にパワーアップしました。これが、ボックス形状であっても、ラウンド形状に勝るとも劣らない威力のあるボールを生み出す技術革新です。

しかし反面、プレーヤーがラケットから受け取るパワーも大きくなります。その打球衝撃が腕に直接及んでしまわないように、グリップに「VDM(Vibration Damping Mesh)」を採用。加重することなく、薄く広く巻ける制振シートが、効果的に打球衝撃を吸収します。

近年、かつてはボックス形状を使っていた社会人がパワーを求めて、ラウンド形状に移行する動向が見て取れました。しかし『VCORE』なら「2G-Namd Flex Force」によりパワーアップが図られているので、再び慣れ親しんだボックス形状に回帰できます。

しかも、ヒジや手首に不安を抱える層にとっても「VDM」の採用により、安心して『VCORE』を選べるというわけです。

VDM

グリップに内蔵した「VDM」が、通常のカーボンに比べて約2.5倍の振動吸収性を発揮。プレーヤーは雑振動のストレスにさいなまれることなく、クリアな打球情報を取得可能

ストリングの可動域を拡大。「ISOMETRIC」を継承。技術の粋を結集した『VCORE』

ストリングに働きかける工夫としては、新グロメット構造、および新フェイス形状を採用。フェイスの天地方向に、ストリングの可動域を拡大する「String Sync Grommets(ストリングシンクグロメット)」が搭載されました。なおかつフェイス上部の横幅を広げて、トップ部のストリング可動量を約4.3%増量しています。

グロメットとともにストリングが大きく動いて素早く戻るスナップバックにより、ボールをつかむホールド性がアップ。それとともにスピン&パワーのさらなる向上を叶えます。

もちろんヨネックス伝統の「ISOMETRIC(アイソメトリック)」形状などもしっかり継承。技術の粋を結集した 『VCORE』シリーズのラインナップをチェックします!

ストリングシンクグロメット

「ストリングシンクグロメット」が、ストリングの可動量を増量しながら、復元速度の約2%向上を実現。それとともにフェイス上方の横幅を広げた新形状により、トップ部のストリング可動量が約4.3%アップ。インパクト時のホールド&リリースがダイナミックになり、ボールパワーとスピンが増大する

シャフトの長さを生かしてフルスイングできるアスリートモデル

シリーズの中でも95平方インチの最もコンパクトなフェイスサイズを採用。シャフトの長さを活かしたフルスイングによる攻撃的ストロークを実現する『VCORE』アスリートモデルです。

ボックス形状ならではの優れたコントロール性に加えて、「2G-Namd Flex Force」によるキックバックが作用し、スピン性も強烈。コートの内側からガンガン攻め立てられるニューモデルです。

VCORE 95

スピン&スピードに加えて、シャープな弾きが爽快な98平方インチモデル

コントロール系のボックス形状でありながら、「2G-Namd Flex Force」によりスピン&スピードもバランスよく備える98平方インチモデル。しかも「ストリングシンクグロメット」を採用し、ボールをインパクトで食いつかせてからのシャープな弾きも爽快です。

「2G-Namd Flex Force」がクリアな打球感を生成。さらに「VDM」が不快振動をカットして快適なフィーリングを手に伝えます。

VCORE 98

軽量設計と「ニューエアロフィン」で、空気を切り裂く高速スイング!

平均285グラムまでウェイトダウンした98平方インチのライトモデルです。軽いから操作性が秀逸。さらにフェイスフレームのヘッド部に装着する「ニューエアロフィン」が空気を切り裂く振り抜きをアシストします。

男性の中級者、女性の中〜上級者がメインターゲット。『VCORE』の高性能と軽さの扱いやすさを釣り合わせたバランスのよい1本です。

VCORE 98 L

黄金スペックで構成された『VCORE』オールラウンドモデル

100平方インチ、300グラム、最大25ミリ厚で構成される『VCORE』の黄金スペックモデルです。スペックのハイバランスに加えて、「2G-Namd Flex Force」のナノテク素材による高性能化が図られた完成度の高い1本。

コントロール、スピード、スピン、フィーリングのすべてが高水準を誇るオールラウンドモデルです。

VCORE 100

「アイソメトリック」で大きなスイートエリアを備える軽量エントリーモデル

平均280グラムまでウェイトダウンした『VCORE』27インチモデルの最軽量機。100平方インチのフェイスサイズに「アイソメトリック形状」を採用しているから、スイートエリアは107平方インチのラケットに相当する広さを誇ります。

コントロール系の『VCORE』でありながら、初級者も無理なく使えるモデル。競技志向性の高いプレーヤーが選ぶエントリー機としてもオススメです。

VCORE 100 L

ジュニアのスムーズな上達をアシストするステップアップモデル

ジュニアラケットを使っていたプレーヤーが、大人用の27インチへ移行する前のステップアップモデルとしてオススメの26.5インチモデルです。短尺かつ平均270グラムの軽量設計で取り回しが軽快。

それでいて中身は「2G-Namd Flex Force」で構成されている本格派です。価格も低年齢層支援のリーズナブル設定です。

VCORE ELITE

どう思いますか?

0

0

0

0

0

0

吉田正広
2021.05.28 17:00 投稿者:
吉田正広
テニスメディアを中心にギア系の記事を寄稿。書籍、ムック、雑誌、ウェブサイト等の実用コンテンツを手掛ける。メンタル、フィジカル、栄養学、健康医学、リスクマネジメント、仏教等にも親しむ。一般プレーヤーの質問、相談、悩みにも応える。 【編集協力】『泣き笑い! アスリート図鑑』(池田書店)、『在宅避難で役立つ食まわりの知恵から日ごろの備えまで クックパッド防災レシピBOOK』(扶桑社)、『元機動戦術部隊員に学ぶ危機管理トレーニング2』(ベースボール・マガジン社)、『伸びるテープと伸びないテープを使った 最新スポーツテーピング』(マイナビ)、『スポーツのための体幹トレーニング練習メニュー240』(池田書店)、『徹底図解 成果が必ず出る! ビジネス整理術』(日本文芸社)、『バイシクルライディングブック』(ベースボール・マガジン社)、『テニスワンポイントレッスン500』(学研プラス)、『NHK科学大好き土よう塾〈1〉ものごとの不思議とことん解明!』(汐文社)、『1日10分〈クイック→スロー〉で自在に肉体改造 体脂肪が落ちるトレーニング』(高橋書店)

» さらに読み込む 吉田正広