テニスの元世界女王セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は、ニュース投稿サイトRedditの共同創設者であるアレクシス・オハニアン氏と、2017年11月に結婚。以来たびたび、幼い娘のオリンピアちゃんを連れたオハニアン氏が、コートサイドでセレナを応援する姿が見られる。そんな仲睦まじい二人だが、実はセレナに会うまではテニスは大嫌いだったことをオハニアン氏が明かした。Tennis World USAが報じている。
インタビューでオハニアン氏は語った。「僕は(テニスの試合の)最前列でセレナのやることをすべて見て、彼女が世界で果たしている役割を理解し、彼女がどれほど他の人々と違うかに気付く。彼女が手にしてきたすべてのものを掴むまでには、女性であるというだけでなく黒人女性であるというハンディを乗り越えるために、ものすごい努力をしてきたんだ」
「でもオリンピアには、それがどれほど困難なことであったかはわからないだろう。だからいつか娘に話してやりたい。僕も自分ができることをしてきたことも」
「セレナがどうやってあれだけのことができたのか、不思議だよ。セレナとビーナス(・ウイリアムズ、アメリカ)にとっては簡単だったかのように考えている人もいるけど、そうじゃない。本当に困難な道だったんだ。悲しいことに差別は今も存在するからね」
そして、以前はテニスが嫌いだったことも明かした。「セレナに出会って、テニスのことを知ろうとするまでは、ずっとテニスが大嫌いだったんだ。でもスポーツは大好きだから、間近に大きな試合を見るようになって、それがどれほどの特権かわかった」
「今はテニスを楽しんで見ているし、テニス界がとても厳しい、激しい世界だということも理解している。テクノロジーの世界でも僕らは一生懸命やっているけれど、プロテニス選手が肉体的にも精神的にもどれだけ大変な努力をしているかを見ると、レベルが違う」
一方のセレナは、3歳の娘オリンピアちゃんと過ごすことから発想を得たジュエリーコレクションを発売。「By My Side(私の傍に)」と名付けられたこのコレクションは、母と娘で楽しむアクセサリーで、鍵と錠前をモチーフにして小さなダイヤモンドがちりばめられている。
セレナは言う。「娘に私を見て“お母さんはこんなことをしてきた。私もそうしたい、それ以上のことをしたい”と思ってもらいたい。次の世代をインスパイアするのは本当に大切なこと。このジュエリーコレクションが“By My Side”というのは、あなたが傍にいれば人生はもっといいものになるから」
(テニスデイリー編集部)
※写真は2018年セレナ(右)と夫のオハニアン氏(左)
(Photo by Mike Pont/WireImage)
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